SIHH20112011/06/05

全く持ってVIPとは縁が御座いませんが、お声かけをして頂きましたので新作を見に行ってきました。

一般公開は明日からですが、展示のみらしいので、皆さん気になっているディテールについてちょっこしメモしておきます。

出来映えに関してはおおよそ予想通り。
372番の出来には満足いたしました。

その他、375番も良かったですが、386番も悪くない感じ。

ブロンゾはマテリアルはとてもcoolでしたが、ベースとなっているサブマの文字盤がイマイチなのでちょっと惜しい感じでした。

243番ベースにブロンゾを出してくれたら間違いなく買います。

SIHH20112011/06/05

今回の目玉でもある375番ですが、プレス写真の通り127番とケースはほぼ同じ。

友人の127番をお誘いしたので幸い比較することが出来ました。

SIHH20112011/06/05

127vs375の写真。

随分と印象が異なります。

何が違うでしょう?

一番の違いは、、、ケースではなくてガラスにありました。

127vs3752011/06/05

文字盤の刻印も微妙にサイズが異なりますし、文字盤の色合いも違います。文字のサイズに関しては好みもありますが、それぞれに特徴があって面白いところ。

塗料の色調も375番は最近の流れに沿ったもので、少しアイボリー色のついた感じで、マッチングは良好。

それよりも印象を大きく変えるのがガラスの形状です。

厚みに関してはそれ程大きな違いはありませんが、全体の彎曲が全く違うので、斜めから見たときの数字の歪み方が全く異なります。

個人的には断然初期型の127番の方が格好いいと感じました。

発表当初から随分とスッキリとした印象を持っていましたが、ガラスにココまで大きな違いがあるとは思ってもいませんでした。

ケースの形は(ほぼ)一緒なので、フィット感も変わりませんが、コンポジットの軽量さは魅力でもあります。
127番同様1950の刻印はない方が好み。←ブティックのIさんとも意見が一致して嬉しかったり(笑)

SIHH20112011/06/05

339番を持って行きましたのでコンポジットトリオを並べてみました。

新しい方が黒くて質感の違いにビックリ。
文字盤の濃さも違うのですが、僕の個体は同じ339番の中でも色が薄い方であることが判明。文字盤とのマッチングは良好なのでコレはコレで良かったと思っています。

386番は312番のコンポジット版ですが、材質が変わるだけでココまで印象を変えるとは思ってもいませんでした。

デートはいらないけど、実機の方が写真よりも数段良かったと感じました。

SIHH20112011/06/05

メインディッシュの372番です。

気に入らない点もいくつかありますが、予想していたサイズに関しては127番、375番のケースよりも大きさを感じなくて僕の細腕サイズでもギリギリOKな感じだったのは大きな収穫。

気に入らないのは刻印全てがアイボリー色であること。
全体の印象がぼやけてしまうので、LUMINOR PANERAI、ハンズは白っぽい感じも良かったように思います。せめてハンズだけでも。。。
バックルもダメですね。26mmサイズのは良いとしても、サテン仕上げのバックルはちょっと合わない感じです。市販品は是非ポリッシュでお願いします。
OP番とPAM番の刻印もケースサイドに無くて良いかなぁ・・

実のところ、気に入らなかったのはそれだけ。

実際に手首に巻いてみた感じは控えめなラグの形状と、ガラスーケースーラグに段差があるので、のっぺりとした感じにならず、立体感を持ったまま手首にフィットするのでそれ程(思ったよりは)違和感を感じることはありませんでした。
普通の人が見たら、44mmでも372番でも同じような印象を持つはずです。

多少手首のサイズを超えてしまってもコレだったらギリギリOKかと。